「花様年華」はウォン・カーウァイの監督作で、彼にとってはある種の
全盛期が終わったあとの作品という感じで、自由奔放にやりたいことを
やっている作品である。
トニー・レオンとマギー・チャンの姿はチャイニーズ・ゴシックとも
言うべき圧巻の映像美で装飾され、セクシーで情熱的なシークエンスが
続いていく。
物語事態はようとして進むことのない作品であるが、最後のほうに
いたって、じょじょに様相がかわっていく。
やたらと抽象的な描写が頻発しはじめ、ほとんど違う作品であるかの
ように思える方向へとんでいく。
特にラストのタイの寺院の遺跡の壁に何事かつぶやく主人公の姿は
シュールというかなんというか、まったく意味がわからないのだが。
全盛期が終わったあとの作品という感じで、自由奔放にやりたいことを
やっている作品である。
トニー・レオンとマギー・チャンの姿はチャイニーズ・ゴシックとも
言うべき圧巻の映像美で装飾され、セクシーで情熱的なシークエンスが
続いていく。
物語事態はようとして進むことのない作品であるが、最後のほうに
いたって、じょじょに様相がかわっていく。
やたらと抽象的な描写が頻発しはじめ、ほとんど違う作品であるかの
ように思える方向へとんでいく。
特にラストのタイの寺院の遺跡の壁に何事かつぶやく主人公の姿は
シュールというかなんというか、まったく意味がわからないのだが。